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住まいに関わる建築ガイド
私たちがその内部空間で活動するための構造物のことを言います。生活・暮らしの中心、家。普段なかなか知ることのなかった住まいの構造や住まいに関わる情報をわかりやすく説明します。
屋根の構造
屋根を構成している建築材料は、建物を上から見ていった順に
となっています。
屋根材は瓦、スレート、金属系材料など多種にわたり住宅の顔としての機能を兼ねています。
防水シートは雨水を建物内部に侵入させないための材料であり、現在では
アスファルトルーフィングが使用されていることが多いです。
昔は木材を薄く加工した板が使われていました。
野地板とは屋根の骨組みである垂木の上から被せ、釘で固定している板(現在では合板が主流になっています)
のことを指しています。
屋根材の中でも瓦とスレートの施工の違いについてご紹介します。
野地板の固定、防水紙(防水シート)の施工まではどちらの屋根材も変わりません。
【瓦屋根の場合】
・防水シートの上に瓦を固定するための桟木を横方向に施工します。
桟木の施工にはところどころ切れ込みを作り、万が一防水層に雨水が侵入してきたときのための隙間を作っておくとよいでしょう。
・桟木で出来上がった段の部分に瓦を引っ掛けて、瓦を並べていきます。
完全に固定しないのはなぜでしょうか?
これでは地震の時に落ちてしまうのではないでしょうか?
瓦を完全に固定してしまうと、重量のある瓦ですのでバランスを崩し、家の倒壊につながってしまいます。
瓦が落ちることで重量による家の倒壊を少しでも防止する役割があるのです。
ただし、ズレ落ちた後は防水シートがむき出しとなってしまうため、早めのメンテナンスが必要です。
【スレート屋根の場合】
防水シートの上からスレート屋根材をステンレスの釘で固定していきます。
外から見るスレートは一枚一枚が小さく見えるかもしれませんが、実際のスレート屋根材は大きく、およそ400mm×900mmのサイズのものを使用しています。
何枚ものスレート屋根材を使用し現在見えている大きさになっています。軽さと施工のしやすさから最近の住宅では多くの住宅に適用されています。
屋根の構造では防水シートによる防水性も重要ですが、それ以外にも求められる機能は多いです。
断熱性があることで厳しい紫外線から身を守り、防水層で雨漏りを防ぐ。私たちの暮らしに密接に関わっている屋根だからこそ、どのようなものなのか知っておくことも大切です。
屋根の構造を知ることで、今の家はどのようになってるのか知識、興味になれば幸いです。
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